ムーミンは難をのがれたいし、F&Sはキケンをしょいこみたい

続き。 そのコラムだが、誰かが保管してくれていたので、確認してみたら、まだほかにもへそで茶がわくはなしが、、、いわく、フィンランドは、今度はロシアがひきおこす難をさけるためにNATOという「洞窟」にのがれるのだと。

Natoは、ロスキよりもずっとNaziに似ている、というか本質的に同じなんじゃないかという説もあるが、っていうはなしはおいとくとして、冷戦期はまだしもそれ以降は防御のための組織ではちっともなく、あっちで山羊飼いさんたちを殺し、こっちでオクラ摘みのおばあさんを殺しと、たえまなく、機械的、工業的、かつ無差別に人殺しをしてきたのに、無差別な割になぜか非戦闘員ばっかりおおく殺すという、北大西洋はおろか、大西洋にも、それどころか自分の条約にすら制約されない、世界でもとびねけて凶悪な大量殺戮筋肉であったし、あるし、すくなくとももうしばらくはあるであろうところのものであるところへ、かててくわえてちいちゃなボナパルトによれば脳みそはもってないという、要するに制御のきかない殺人マシンをして防衛のための「洞窟」とはこれいかに。

ほらあな風情にあちこちでかけて人殺しなんかされた日にゃあ、こちとらおちおちうちんなかでねてらんねえっての。

Finnish air force (9gag)

ほかの人たちもいってることだしやめときゃいいんだけど、ついでにもひとつ。 スウィードにしろフィンにしろ、カタチのうえではともかくナカミはどうかといえば、NATO標準の装備で、NATO標準のcommand&control下で、NATOといっしょに戦争ゲームをやりつづけてきたお国々なわけだ。 疑似NATOメンバにしかみえない。 そこへきて今度、紙の上でも公然と敵対してえなってこった。 そうなりゃ実情に形式がおいつき、きれいさっぱり様子がととのって、結構なはなしじゃないか。 っておもうかもしれないけど、実際のところ危険がふえることはあっても防御にいいこたあちっともない。 第5条とか、あるだけ余計にあぶない。

だからほんとはいやなんだけどね、ってひとも中には、まれには、いるのかもしれない。 しかし、もしいやだったとしても、ブランドンレジームのさしがねとなると簡単にはことわれなかったろう。 Agency(ukroの)がなんだとかsovereigntyがどうしたとかいってたけど、まあそういうのは半分くらいは幻想なのね、ひかえめにいって。 そういえば北欧は古今東西もっとも高度な民主主義が発展した地域であるらしいが、国民的議論がとかreferendumがみたいなのはそもそもはなしすらでてこないのはさすがである。 デモスの声なんてのはあらためてきくまでもなく掌握できちゃってるてのが、真に洗練された文明なのである、のだ。 どうだ、まいったか。

だがここで、主権だとか民意だとか全然関係ないところから、なりたや新サルタンがちょっかいをだす。 ちょっとやそっと飴玉もらったくらいでは、やつぁくびをたてにふらないかもしれない。 そうすりゃ、おおさわぎした挙句もとのさやに当面はおさまる。 結局あっちのヴラッドやらこっちのドミトリやらの機嫌をそこねただけでおわっておあとがよろしいようで、とおもうかもしれない。 が、やつぁそもそもNATOがどうなろうとしったことではなく、このすきに北東シリアで民族浄化をすすめたくてうずうずしてるんだから、なにもめでたいことはない。それをいまのところどうにか抑制してるのも、ブランドンではなくてヴラッドだというのもなんかご時世をかたってるかんじだが。SDFと協力してきたのは米国なのに。

なんにせよ、悪いことはすべてヴラッドのせいだ。 ただし、食料とか、燃料とか、肥料とか、非鉄金属とか、ネオンとか、サプライチェーンとか、インフレとか、武器の闇市場とか、ブランドンのボケとか、リズやアンナレーナやクリスチアやウルズラやそのほかもろもろの知能とか、まだだけど中間選挙とか、、、ほかの全部はべつだが。 なんでもいいからとにかくヴラッドを非難せよ。

zzz